「名前のない動物たちシリーズ」について

 双葉社などの、文庫本の、プロフィールの、初期の作品に、「名前のない動物たちシリーズ」というのがあります。

 はっきりとは言えないのですが・・・・・・。


 81年の「フュージョンプロダクト 7月号」谷口ジロー先生インタビュー(相手、関川氏)に、「・・・・4年前に漫画パンチに連載した『名前のない動物たちシリーズ』・・・・」とあります。77年2月に、関川氏と谷口氏の出会いがあることなどから、初期の、関川・谷口コンビの、「動物もの短編」を、こう読んでいると思われます。

 作品で言うと、
「跳べ 暗殺犬」 単行本「無防備都市 2」所収
「海の牙よ静かに眠れ」単行本「リンド!3・4」所収
「マッキンレーの眠れる鳩」 単行本「西風は白い」所収
「北の黙示録」 単行本「西風は白い」所収
「犬の日」 単行本「西風は白い」所収
あたりだと思います。(単行本の記載には、76年とありますが、77年の間違いではないか、と思います。)


 同様に、同雑誌インタビューに「2年前・・・・(と)同じ頃の・・・・『ヤングコミック増刊』の『シリーズ・西風は白い』・・・・・」とありますが、これも、89年の同コンビの「動物もの」をいうとおもわれます。

 作品でいうと、
「夏は蒼ざめた荒野」 単行本「西風は白い」所収
「西風は白い」 単行本「西風は白い」所収
「彼方には緑の森」 単行本「西風は白い」所収
「死よりも赤く」 単行本「西風は白い」所収
あたりです。(78〜79年)


 81年の「フュージョンプロダクト 7月号」谷口ジロー先生インタビュー(相手・関川氏=このインタビューも関川氏のフィクションっぽいのですが)で、谷口先生は「(希望は)動物物を描くこと。年に二本は描きたいです。そうしないと気が狂います。・・・・・」と、述べられています。

 また、同雑誌に「狩撫麻礼VS関川夏央の対談」が、掲載されていますが、とても面白いです。