自費出版 絵本「ぐじゃ ままにたら」について

 ’72年に、自費出版で、「ぐじゃ ままにたら」という、絵本を、出しています。出版にいたる経緯などは、全く 不明です。

 内容は、能登地方に伝わる民話だそうで、原作者の「佳里 歩」(名が狩撫氏に似ていますね)が、その地方のおばあさんから、聞いた話だそうです。

 奉公に出された無知な少女の、失敗談を、面白おかしく書いたもので、「ぐじ=ぐず」「まま=まんま=ごはん」「にたら=煮たら」のようで、この地方では、「はかばかしく用事が足せないと、『ぐじゃ まま にるようになんやい』と言われる」そうです。

 特筆すべきは、やはり絵で、オールカラーで、とても丁寧にきれいに描かれています。「谷口氏の絵の原点」といえる作品です。谷口氏の得意の動物や、田舎の風景の絵など とてもきれいです。

 いまでも、谷口氏は、友人にサインして、贈られいるようで、あちこちのウェブサイトにでてきます。(「江口寿史」氏の公式ウェブサイトの日記にも、書かれています。)

 奥付をみると、発行1972年とあり、わたしの持っているものは、谷口氏のサイン・日付と献呈者名が、入っています。

 なお、表紙には「谷口治郎」と、本名になっていますが、佳里氏の「まえがき」の中では「谷口ジローさん」となっています。