「現代用語の基礎知識」(自由国民社)という毎年発売される、よく知られている現代用語辞典があります。この種の現代用語辞典の「老舗」といえる、辞典で、1948年創刊で、56年の、歴史があるそうです。これに「似た辞典」に「知恵蔵」(朝日新聞社)・「イミダス」(集英社)がありますが、創刊年は、もっとずっと後です。

 この、2004年版が、03年11月13日発売されましたが、この中に「遥かな町へ」の「アングレーム受賞」のことが、載っています!。

 この「アングレーム・ニュース」は、わたしは、日本のマンガ界の、大きな歴史的できごとだと思ったのですが、意外と、「中央出版界」では、取り上げられませんでした。 やはり、日本のマンガ界は、「ン百万部」とか、「売れてナンボ」の「質より量」の、世界なんでしょうか。(売れた作品にも、秀作は、あると思いますが・・・・・)

 でも、この2003年末になり、やっとこのニュースを記載した書物が、でました。「現代用語の基礎知識2004年版」が、それです。
 この辞典の「風俗・流行」の項目(この、分類には、ちょっと不満。)のなかの「マンガ文化」。執筆者は、マンガ文化研究家 秋田孝宏氏(川崎市市民ミュージアム臨時職員。非常勤講師。1965年生まれ)というかたです。

 記事は「2003年のマンガの傾向」の欄に「遥かな町へ」という項目で、述べられています。
 まず、作品の紹介。
 その後、
「この作品はフランス語版が出版されて、2003年のアングレーム国際漫画フェスティバルで、ベストシナリオ賞と優秀書店賞を受賞した。このフェスティバルは主にフランス、ベルギーを中心にヨーロッパで人気のあるマンガの形式で、芸術として認められている『バンド・デシネ』の美術館があるアングレーム氏で毎年開催されるもの。」
と、つづく。
 最後に、
「この受賞は、日本のマンガ文化の質と懐の深さを証明するもので、もっと誇りに感じてよいのだが、日本ではほとんどニュースにならなかったのが残念でならない。」
と、結んでいます。

 わたしも全く、同感です!。

「現代用語の基礎知識 2004年版」(自由国民社)に
「遥かな町へ」の「アングレーム受賞」の記事